こんにちは。れてです。
私は2024年秋頃からふわふわした慢性的なめまい・PPPD を発症し現在も症状が続いています。この記事ではこれまで私が飲んできた薬とその効果についてご紹介します。
はじめに
私はこれまで、ふわふわしためまいPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)の症状と向き合う中で、本当にたくさんの薬や漢方を試してきました。この記事では、私自身が実際に飲んできた薬や漢方について、目的や効果、感じた副作用などを振り返りながらまとめています。
ここに書いてあるのは、あくまで一個人の体験談です。効果の感じ方や副作用の有無には個人差がありますし、同じ薬でも人によって反応が大きく異なることがあります。治療に関する判断は、必ず医師や薬剤師など専門の方と相談しながら行ってください。
この記事が、同じ症状の方や、これから治療を考えている方の参考になれば幸いです。
飲んできた西洋薬の種類と特徴
ここでは実際に服用した西洋薬の種類を紹介します。体験談として、薬名やその目的について記載します。効果や副作用は私が試した結果になります。服用される場合は、必ず医師や薬剤師の方の指示を仰いでください。
薬/種類 | 服用目的 | 服用期間 | 効果 | 副作用 | 体験談 |
---|---|---|---|---|---|
トリプタノール | 抗うつ薬。 脳内のセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の再取り込みを阻害して、憂鬱な気分を抑える薬。 | 服用中 3週間経過 | ◯めまいが軽減 | 眠気 | 飲み始めた翌日からめまいが軽減した。気分の落ち込みも減った。 |
リボトリール | 抗不安薬。 脳内のベンゾジアゼピン受容体に作用し、不安や緊張を改善する薬 | 服用中 3週間経過 | ◯めまいが軽減 | 眠気 | 飲み始めた翌日からめまいが軽減した。気分の落ち込みも減った。 |
ジフェニドール | 内耳障害によるめまいを改善する薬 | 1週間 | ✖️効果なし | 特になし | 三半規管に異常がないのに耳鼻科で処方された薬。特に効果がなく自己判断で服用を中止。 |
イフェンプロジル | 脳循環改善薬。脳血流を増加させることでめまいを改善する薬 | 1週間 | ✖️効果なし | 特になし | 耳鼻科で処方された薬。特に何も感じず服用中止。 |
エペリゾン | 筋肉の緊張を緩める筋弛緩薬 | 1ヶ月 | ✖️めまいには効果なし | 特になし | 首のこりからくる頚性めまいを疑われ処方された薬。めまいには効果がなかったが、首肩こりには効果あり。 |
チザニジン | エペリゾンより効果が強い筋弛緩剤 | 1ヶ月 | ✖️めまいには効果なし | 特になし | エペリゾンがめまいに効果がなかったと伝えた時に処方された強めの筋弛緩剤。こちらもめまいには効果がなかったが、首肩こりには効果あり。 |
エチゾラム(デパス) | 抗不安薬。 脳内のベンゾジアゼピン受容体に作用し、不安や緊張を改善する薬 | 3日間 | ◯めまいが軽減 | 悪夢を見る | 服用後15分ほどでめまいや足の重さがなくなったが、悪夢を見てしまい服用中止。 |
現在服用しているのはトリプタノールとリボトリールの2種類です。
PPPD と診断される前に耳鼻科や脳神経外科で処方された薬は私にはほとんど効果がありませんでした。PPPD の方は脳が興奮状態にあるのが理由でめまいが起きているので、脳の神経に作用するような薬が効くのだと思います。
ただ、ベンゾ系の抗不安薬は依存性があると言われています。私が現在飲んでいるリボトリールも依存性があります。それが怖いことを医師に伝えて、0.1mgというごく少量を現在は飲んでいます。
抗うつ薬を飲むようになった経緯はこちらの記事で詳しく書いています。
▶︎ふわふわめまい・PPPD と向き合って|ついに抗うつ薬を飲み始めました
飲んできた漢方薬の種類と特徴
薬/種類 | 服用目的 | 服用期間 | 効果 | 副作用 | 体験談 |
---|---|---|---|---|---|
苓桂朮甘湯《りょうけいじゅつかんとう》 | めまい、ふらつき、立ちくらみに効果的な漢方 | 服用中 3週間経過 | ◯めまいが軽減 (した気がする) | 特になし | 抗うつ薬と同時に服用開始。 |
半夏白朮天麻湯《はんげびゃくじゅつてんまとう》 | 胃腸虚弱によるめまいや頭痛、冷え症などに効果がある漢方 | 1ヶ月半 | ◯めまいが軽減(した気がする) | 特になし | 抗うつ薬を飲む前に服用。 |
釣藤散《ちょうとうさん》 | 頭痛、めまい、肩こりに効果的な漢方 | 2ヶ月 | ✖️効果なし | 特になし | 脳神経外科で処方。 |
真武湯《しんぶとう》 | めまいや体のふらつき、冷え、むくみに効果的な漢方 | 1ヶ月 | ✖️効果なし | 特になし | ふわふわめまいに効くと調べて自身で購入。 |
現在服用しているのは苓桂朮甘湯《りょうけいじゅつかんとう》です。ただしこれは抗うつ薬の服用と同時に始めたので、漢方の効果かどうかは確かではありません。
漢方の効果は緩やかなので、はっきりとこれが効いたとは言えないのですが、抗うつ薬を飲んでいなかった時に服用した半夏白朮天麻湯《はんげびゃくじゅつてんまとう》は効果があったように思います。
漢方はめまいに効くと言われているものだけでも種類が多く、個人差があるので、2週間程度飲み続けてみて自分に合うものを見つけて下さい。病院で処方してもらうのがおすすめですが、自分で購入することもできます。
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オンライン診療で薬を入手することもできます
病院に行くのは大変だったり、今かかっている医者から処方されている以外の薬が欲しい場合はオンライン診療で処方してもらう方法もあります。med.(メッド)はスマホで診療し、家に薬を届けてくれます。漢方などは副作用が少ないので試してみる価値があります。私も真武湯《しんぶとう》はネットで販売がなかったので、こちらを使って入手しました。
薬と漢方に対する思いと考え方
めまいに悩まされ始めてから、私はいくつもの薬や漢方を試してきました。PPPDと診断される前は医者も原因がわからずとりあえずめまいに効く薬を出しておくといった感じでした。案の定それで処方された薬は効果なく…。
PPPDと診断され、現在は抗うつ薬+漢方+(抗不安薬)で徐々に症状が落ち着いて来ています。
抗うつ薬や抗不安薬に関しては、めまいを治すものではなく、症状と不安を落ち着かせてできる限り活動できるようにし、徐々に自信をつけていくために飲むものなのだと思っています。飲んで動いて「自分は健康なんだ!大丈夫なんだ!」と脳に言い聞かせるイメージですかね。
漢方については、副作用や依存性がないと言われているので、様々な種類を試して自分に合うものを見つけました。劇的に効くというよりも、「なんとなく良くなってきたかも?」という穏やかな変化を感じることが多かったです。
振り返ると”こんなに薬飲んできたんだな…”と少し引いてしまう自分がいます笑できれば薬は飲みたくないけれど、今は薬に頼って元気になるのが優先だと思ってあまり気にしすぎないようにしています。
おわりに
この記事では、私自身が実際に試してきた薬や漢方の体験をまとめてきました。でも、ここで紹介した内容はあくまで「私の場合」の話です。薬の効果や副作用には個人差があるため、誰にでも同じように効くとは限りません。必ず医師や薬剤師と相談し、指示通りに服用して下さいね。
少しでも、同じようにPPPDやめまいに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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