こんにちは。れてです。私は2024年秋頃からふわふわした慢性的なめまい・PPPD を発症し現在も症状が続いています。このめまいと付き合う中で、さまざまな治療法を試しました。
今回は認知行動療法(CBT)についてご紹介したいと思います。
はじめに
めまいが始まった頃に、PPPD を克服した方のYouTubeを見ました。その方はめまいがあってもそのまま受け入れて、自分自身に、「今は脳が誤作動を起こしているだけ!私は元気!」と言い聞かせていたそうです。
この動画を見た時は知らなかったのですが、これは考え方を変える認知行動療法に近いと思っています。
最初は所詮考え方でしょ?と思っていたのですが、慢性的なめまいや不安を伴う体の症状にには効果のある治療法で、PPPDの自分なりに調べて実践してみることにしました。
認知行動療法(CBT)とは?
認知行動療法(CBT)は、思考・感情・行動のパターンを見直し、心身のバランスを整えていく心理療法です。
パニック障害やうつ病などの治療法で用いられますが、めまいや不安に悩む人に対しても、考え方のクセを和らげ、症状との向き合い方を変えるサポートをしてくれます。
認知行動療法の基本と方法は精神科の先生のYouTubeを見て学びました。
私が実践している内容
まず、めまいがあることに対して浮かぶネガティブな感情を書き出します。
- 「今日もめまいがあって嫌だな」
- 「いつ治るのだろう、このまま一生治らないかも」
- 「めまいがあるとどこにも行けない、何もできない」
- 「こんな体で仕事できるのかな」
- 「なんでこんな体になったんだろう」
体に実際に症状がありますし、このめまいはとにかく不快なのでこう思ってしまうことが普通でしょ!と思うのですが、一旦このネガティブな感情が自分にあることを受け入れて、めまいがあるという事実について別の視点を取り入れてみます。
☟
- 「体の不調は誰にでもあるもの。いつかは治る」
- 「体調が悪い時こそ自分の健康を気遣うチャンス!」
- 「めまいがあってもご飯は美味しく食べれるし、好きなことなら出来ている」
PPPDは、本来危険ではない刺激(歩く、周囲が動くなど)を脳が「危険だ!」と誤認して、過剰に体を緊張させたり、不安を引き起こしていることが原因です。不安を感じたとき、完全に動かないでいると、逆に脳が「やっぱり危険だったんだ!」と学習してしまうので、めまいがあっても大丈夫だと考え、さらにめまいがあってもできている事に意識を向けるのが大事です。
でも、これがすごくすごく難しい。どう考えてもこの体調は不快だしどっかに行って欲しいし。
私はいつもこうは思えないので、調子が良い日は積極的に動いて意識を変えたり、毎日めまい日記をつけて、今日できたことを書くようにしています。(ブログ書けた!とか散歩行けた!とか小さなことでも◯)
認知行動療法を手助けしてくれるアプリ
自分で別の視点を見つけるために使用しているのが“Peaceful メンタルケア“というアプリ。AIが事象と自分の考え方に対する別の視点を提示してくれます。無料です。
実は先ほど紹介した別の視点にもアプリが提示してくれたものが入っています。自分で無理に別の視点を考える必要がないので、結構使えます。
認知行動療法の効果は?変化あった?
この方法を取り入れる前は、めまいがない完全な自分じゃないと何もできない!と思っていましたが、めまいがあっても一応日常生活は送れるし(仕事は今はお休みしてますが)、散歩もお出かけも出来ます。そういった出来ていることに目を向けられるようにはなりました。
認知行動療法でめまいが軽くなった!とは言えないですが、やれることはやってみようかなという前向きな気持ちは得られていると思います。
また、めまい以外のこと(仕事のこととか家族のこととか自分のこれから)についても色々な不安があってメンタルが落ち込みがちだったのですが、アプリを使って別の視点を取り入れるようになってから落ち込む頻度が少なくなりました。
めまいに特化した認知行動療法を試すことになった
さらに、現在通っている病院でPPPDに特化した認知行動療法のアプリの治験をさせていただくことになりました。(PPPDへの認知行動療法はできる人と病院が超限定的。)
1日20分程度のワークがあるのですが、こちらの経過もお伝えしていきますね。
おわりに
PPPDは脳の、心の問題とも言えるので、認知行動療法はめまいに悩む方の手助けになります。
私もまだめまいが嫌で落ち込んだりネガティブな考え方しか浮かばない日はあるのですが…。めまいと戦って症状を追い出そうとするのではなく、めまいと共存していこうという気持ちになれたら、いつか自然と症状が消えていくのかなあと思います。この記事を書きながらそう自分に言い聞かせてます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント