こんにちは、れてです。
私は2024年秋頃からふわふわした慢性的なめまい・PPPD を発症し現在も症状が続いています。発症して8ヶ月ほどたった時に、PPPDの治療に効果的と言われている抗うつ薬と抗不安薬(+漢方薬)を飲み始めて1ヶ月が経ちました。
同時に処方されていた抗不安薬を、途中でやめてみた時期もあります。
でもその時は思っていたより体調が悪化してしまい…。
今回は、そんな「抗うつ薬1ヶ月+抗不安薬をやめてみた1週間」の体験と効果を、正直に書いてみたいと思います。
はじめに
薬の服用を決めた背景には、薬以外の方法(リハビリや生活改善)では限界を感じたことがあります。そして正式にPPPDと診断されたことも、薬に踏み切るきっかけになりました。
💊 抗うつ薬を飲み始めた経緯ときっかけはこちらに書いています。
▶︎ふわふわめまい・PPPD と向き合って|ついに抗うつ薬を飲み始めました
幸い大きな副作用はなく、1ヶ月服用を続けられています。
ちなみに、抗うつ薬「トリプタノール」と一緒に処方されたのが抗不安薬「リボトリール」です。こちらは、睡眠の質を改善する目的で併用されました。
抗うつ薬を飲み始めて1ヶ月|体調と心の変化
【1週目】服用初期の副作用と体の反応
抗うつ薬と抗不安薬を飲み始めて2、3日ほどでふわふわしためまいが軽くなった感覚がありました。今までは歩いていて地面が沈み込むような感覚がありましたが、それがほとんど消えて、地面の硬さを感じられるようになりました。
服用する前は調子が良い日もありましたがそれが数日続くことがなかったので、すごく嬉しかったのを覚えています。
【2週目】画面酔いの軽減と日常生活の変化
10日ほどで、パソコンの画面を長時間見てもグラつかなくなり、かなり快適に作業できるように。
この頃にはめまいが2〜3割程度に軽減され、「もう抗不安薬はやめてもいい」と医師から判断されました。
抗不安薬をやめたらどうなった?|1週間の記録
ところが抗不安薬をやめた翌日、再びめまいが悪化。足が重たく感じ、まるで服用前の状態に戻ったような感覚に。
気持ちも沈んでしまい、「抗うつ薬を飲んでいるのにメンタルが最悪…」という日々に。
医師に相談し、リボトリールの服用を再開することに。ただし、量は元々の半分のさらに半分と、ごく少量で様子を見ることになりました。薬を飲んでいてもメンタル的には最悪でした。
【3〜4週目】再び落ち着いた体調と心の安定
抗不安薬を再開し、調子が安定してきました。足が重たくなったり倦怠感はなく、少し足元がふわふわする程度で、めまいは2、3割の状態が続きました。
現在の状態|良くなったこと・まだ残る症状
良くなったこと
- 足元のふわふわ感はあるが、以前ほど気にならない
- パソコン作業・乗り物(車や電車)は問題なし
- 沈み込む・引っ張られるような感覚は解消
- 倦怠感でぐったりする日は激減
- 朝の「まためまいと1日が始まるのか…」という鬱っぽさがなくなった
まだ苦手なこと
- 長時間の電車乗車後や人混み→ これらの環境では、めまいが強まることがあるため、注意しています。
- スーパーの陳列棚(視覚刺激)
薬との付き合い方で大切だと思ったこと
薬に頼るのは悪いことではないと思えた
正直、最初は精神的な薬に抵抗がありました。でも、症状が軽くなり、気持ちも前向きになっていく中で、「もっと早く飲めばよかったかもしれない」と感じるように。
薬で症状を緩和して自信をつけていくという選択は、決して間違いではなかったと思っています。
医師と相談しながら服用する安心感
現在は、医師と相談しながら、薬の量やタイミングを調整してもらっています。
抗不安薬に関しては依存性が心配なので、自分でも量を調整しながら、無理のない範囲で減薬にチャレンジしていく予定です。
抗うつ薬・抗不安薬に対する個人的な評価
抗うつ薬の効果は…まだ検証中
抗不安薬をやめた際にめまいが悪化したことから、現時点では「抗うつ薬だけで効果があった」とは断言できません。
ですが、抗不安薬を減らしていた2週間ほどは安定していたため、抗うつ薬にも一定の効果があるのではないかと考えています。
抗不安薬(リボトリール)は私には合っていた
過去にデパスを飲んで悪夢に悩まされた経験があり、不安薬には抵抗がありました。
ですがリボトリールは眠気こそあるものの、副作用はそれほど感じず、私には合っていたように思います。
おわりに
ここまで読んでくださってありがとうございます。
抗うつ薬や抗不安薬については、どうしても「抵抗がある」「副作用が怖い」と感じる方も多いと思います。私自身も、できれば飲まずに治したいという気持ちが強く、薬に頼ることに迷いや不安がありました。
でも実際に服用してみて、めまいが軽くなり、気持ちが前向きになる日が少しずつ増えていく中で、「薬の力を借りて自分の生活を取り戻す」という選択も、決して悪いことじゃなかったと今は思えています。
もちろん、体に合う・合わないもありますし、効果の出方には個人差もあります。でも「薬を使うかどうか」に悩んでいる方にとって、この記事が少しでも判断材料になれば嬉しいです。
焦らず自分に合ったペースで進んでいきましょうね。
また経過を書いていきたいと思いますので、同じような症状で悩んでいる方と繋がっていけたら嬉しいです。
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