初めまして。れてです。
2024年秋頃からふわふわした慢性的なめまいPPPDを発症し2025年4月現在も症状が続いています。
この病気を治すために実践したことや効果があったことなど、自分の症状を客観視するとともに同じ病気の人に悩む人へ情報を共有するためにブログを始めました。
今回は私がPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)と診断されるまでの経緯を書きたいと思います。
ある日、突然始まった“ふわふわ”
ある日ふと足元がふわふわした感覚が続いているなあと気づいたことから始まりました。最初は、最近ストレスが溜まっていたし少し疲れているのかなと思い、よく寝ることを心掛けて様子を見ていました。
歩いているときだけではなく、立っているときに安定しない感覚、座った時に視界が縦に揺れている感覚、横になった時に体が沈みこむ感覚がありました。
今思い返すと、少しプレッシャーのかかる仕事をすることが決まって、そのことが頭から離れない状況が1ヶ月ほど続いた後からです。
きっかけはそれと考えていますが、今までの仕事や家族のこと自分のことでストレスがあったので、それらも積み重なってこの症状が始まったのだと、思います。
中々治らず、不安が募っていく
このめまいを発症する前は、あまり風邪を引いたり体調を崩すこともなかった私。少しすれば良くなるだろうと2週間ほど放っておきましたが、治らない。YouTubeでふわふわめまいの体操などをしても効果なし。仕事をするのも辛くて、休みの日は1日ぐったりするようになりました。
その頃から、ふわふわしためまいだけでなく、光が眩しく感じたり、目の奥が重く痛かったり、動悸など他の症状もありました。
自分でネットで調べる中でこれはPPPD (持続性知覚性姿勢誘発めまい)なのではないかという気持ちもありました。
病院を探す、どこに行く?何科?
これはおかしいと思い病院に行くことに。
耳鼻科
最初に受診したのは耳鼻科。耳圧、聴力、眼振の検査をして異常はなく、首肩のこりからくる「頚性めまい」ではないかとの診断でした。とりあえずめまいに効く薬を出しておくからと処方された薬は効かなかったので、途中で飲むのやめました。
その後他の耳鼻科も受診しましたが、原因不明。どちらの耳鼻科でもPPPDの話が医師から出ることはありませんでした。
脳神経外科
次に受診したのが脳神経外科です。手足の痺れなどはないので、脳ではないだろうなと思いながらも可能性を潰すために受診。
MRI、首のレントゲンを撮影して異常なし。少しストレートネックぎみなのでやはり首の血流の悪さからくるめまいだろうとのこと。漢方と筋弛緩剤を処方されこちらは1ヶ月ほど飲みましたが、改善されず。
その後もう一度同じ脳神経外科を受診して安定剤(抗不安薬)を処方してもらいました。飲むと確かに15分ほどでめまいが軽くなりました。
ただ2日ほど飲んだ夜に悪夢を見てしまいました。(夢の中で泣き叫ぶほど怖かったです)その時の精神状態が悪かったのもあると思いますが、調べてみると悪夢も副作用にあるようでなんだか怖くなってすぐに飲むのをやめました。
ちなみに、ここでもPPPDの話が医師から出ることはありませんでした。
内科
知人の紹介で内科も受診しました。この内科は頭痛に強い病院でしたが、医師がPPPDのことを知っていました。ただ、貧血や甲状腺からくるめまいもあるとのことで、一応血液検査をすることに。
結果は鉄も亜鉛も甲状腺ホルモンも異常なし。おそらくPPPDですが、より精密な検査をするため大学病院を紹介してもらいました。
大学病院(耳鼻科)
紹介してもらった大学病院にて、めまいの専門医に診てもらうことに。
聴力検査、重心検査、VEMP検査、問診票などから、正式にPPPDと診断されました。現在こちらの病院で、抗うつ薬をもらい治療中です。
これが私がPPPDと診断されるまでの経緯です。病院はここに記載していないものも含めると、耳鼻科3件、脳神経外科1件、内科1件、大学病院1件で6件行きました。最初に耳鼻科を受診してからPPPDと診断されるまで8ヶ月ほどかかりました。
いろいろな診断を経て、たどり着いた“PPPD”
自分で調べる中でPPPDではないかと思うものの、PPPDを知っている医師も少なく、耳鼻科や脳神経外科にかかっているときはもどかしい気持ちでした。(が、自分からこれってPPPDですかと聞くこともしなかったです。なんか言いづらくて)
たまたま内科の医師がPPPDを知っていて、正式に診断された今、ひとまず病名が分かってホッとしています。
今同じ症状で悩む方へ伝えたいこと
ふわふわしためまいが始まったときは、耳に異常があるのでは、脳に異常があるのではと不安な気持ちもあったので、耳の検査やMRIは実施してもらって良かったです。重大な病気ではないと分かるだけでも安心感があります。
もし同じような症状の方がいたり、もしかしたらPPPDかもしれないと思っている方がいたら、”自分の住んでいる地域+PPPD+病院”などで調べて、PPPDを知っている医師に診てもらうことが1番だと思います。
PPPDに効くとされる抗うつ薬を試したい方は、心療内科も選択肢の一つですが、心療内科の医師がPPPDを知っているとは限りません。初めてそういった精神的な薬を飲む方は、不安な気持ちも大きいと思います。実際私は、抗うつ薬の副作用を調べすぎて、怖くて数ヶ月は服用に躊躇していました。
結果的に私は大学病院でPPPDを知っている医師に抗うつ薬を処方してもらうことになりましたが、やはりそういった医師に処方してもらうと安心感があります。幸い副作用も今のところなく落ち着いています。
まだまだ完治したとはいえないですが、確実に治ってきています。
同じような症状で悩んでいる方、頑張りすぎず治ると信じて気楽にいきましょうね。また病院以外に試した民間療法の効果や抗うつ薬の効果など書いていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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