NHKドラマ「しあわせは食べて寝て待て」第4話感想|ネガティブ・ケイパビリティ。そのままにしてみること。

ドラマのこと

こんにちは。れてです。

今ハマっているドラマ「しあわせは食べて寝て待て」。現在ふわふわしためまい・PPPD で休職している私に母が面白そうなドラマがあるよと教えてくれたのが見始めたきっかけでした。見始めると今の自分の境遇と重なってどハマり。今回は第4話の感想です。

第4話あらすじ

団地に越してきたイラストレーターの高麗(土居志央梨)は、鈴(加賀まりこ)とコラボすることに。なんと鈴は裁縫でネット出品していて、さとこ(桜井ユキ)にも副業を勧める。でも出来ることがないが、空き部屋をレンタルルームにすることを思いつく。すると司(宮沢氷魚)が団地に住む高校生の弓を連れてくる。弓が常連客になり嬉しいさとこだが、心労も溜めてしまう。そんな時、さらに心配事が持ち上がるが…https://www.nhk.jp/p/ts/B9N328J5VP/episode/te/GVYGQGJ9XM/

今回は新しい登場人物が増えましたね。第4話で印象に残ったのはネガティブ・ケイパビリティ。この言葉初めて聞きましたが、休職中の私にはとても響く言葉でした。

れて
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以下、少しネタバレ含みます!

印象に残ったセリフ”ネガティブ・ケイパビリティ

編集者の青葉(田畑 智子)がさとこ(桜井ユキ)をとろろ定食を食べに誘い、その際にさとこに話した言葉。会社でうっかりミスが多いという青葉。いくら気をつけても直らないので憂鬱な気分になるが、とろろ定食を食べることが、彼女にとってネガティブ・ケイパビリティの儀式なんだそう。

ネガティ・ケイパビリティ

自分ではどうにもならない状況を持ち堪える能力。できない自分を認める能力。(ドラマのセリフから)

この言葉は、イギリスの詩人ジョン・キーツ(John Keats)が1817年に友人への手紙の中で使ったのが始まりとされています。最近では、医療やビジネス、教育の分野でも注目されていて、「すぐに結論を求めず、揺らぎや葛藤の中に身を置ける力」として語られているようです。

この言葉をメモ帳に留めておくさとこ。

副業への挑戦と過去の回想

レンタルスペースの副業に挑戦し、高校生の弓が常連客になるも、ドラマの最後の場面では心労が溜まりぐったりしてしまいます。その時に「やっぱり副業無理なのかな」と落ち込むさとこですが、ここで会社員時代の回想が入ります。

会社員時代具合が悪く壁にぶつかり、ベットに倒れ込むさとこ。「死にたい…」と呟きます。しかしその後に「なーんて、嘘だけどね」という一言を付け加えます。(この一言、会社員時代のさとこが言っていますが、今のさとこが付け足した言葉なのではないかと思っています

この「なーんて、嘘だけどね」という言葉は、さとこが高校生のゆみにネガティブな言葉を言った後に付け足すといいよと教えてあげた言葉でした。

副業をすることが向いていないのかもと考えてしまうさとこですが、今の彼女はすぐに結論を出しませんでした。会社員時代はもう無理だととことん落ちていったのに。この今の彼女が、すぐに答えを出さず曖昧な状況の中に身を置いてみる、ネガティブ・ケイパビリティの意味とすごくリンクしました。

心を軽くする考え方

私自身すぐに結論を出したくなる性格でした。ですが病気になって休職して、この自分の状況を半ば強制的に受け入れざるを得ない状況になりました。今は、少しずつ、この自分ではどうにもならない状況に慣れてきたかなと思います。

生きていると、仕事をしていると、人と関わると、自分の力ではどうにも出来ない状況ってたくさんあると思います。そんな時白黒つけず、一旦そのままにしてみる。このネガティブ・ケイパビリティの考え方は、心を軽くするのにとても大切ですよね。

おわりに

第4話はネガティブ・ケイパビリティという言葉を中心に、今のさとこが少しずつ成長している姿が印象的でした。このドラマ薬膳や料理が中心かと思いきや、心を軽くする生き方や考え方を登場人物を通して教えてくれていて、そこがすごく良いんですよね。次回も楽しみです。

「しあわせは食べて寝て待て」感想まとめ記事はこちら🌿

最後までお読みいただきありがとうございました。

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